スヴェン・カート「綿の帝国 グローバル資本主義はいかに生まれたか」紀伊國屋書店 鬼澤忍・佐藤絵里訳
本書はヨーロッパ人が支配した<綿の帝国>の興亡の物語である。(略)この物語はグローバル資本主義の構築と再構築の物語でもある。
――はじめに「商品連鎖」の起点あるいは終点に位置すると、相対的に弱い立場となるのが普通なのだ。
――第8章 グローバルな綿業へ世界はいま、かつてないほど大量の綿をつくり、消費している。
この本を読んでいるあなたは、綿製のシャツかパンツか靴下を身につけているかもしれない。
――第14章 エピローグ 織り地と織り糸
【どんな本?】
産業革命はジェニー紡績機(→Wikipedia)に始まると考える人は多い。この機械が人類史に与えた影響は、単なるテクノロジーの進歩だけではない。綿の紡績および織機の自動化は巨大な産業を生み、綿の商取引きが牽引するアフリカ・アジア・新大陸を巻き込む全地球的な貿易の活性化を促すとともに、綿花を求める商人と政府が、従来の自給中心の農村社会を破壊し、資本が支配する労働力へと変えてゆく過程でもあった。
多くの人々が賃金労働に従事する現代社会の枠組みを整えた産業革命の姿を、そのきっかけとなりまた先導した綿を焦点に据えて描く、一般向けの衝撃的な歴史解説書。
【いつ出たの?分量は?読みやすい?】
原書は Empire of Cotton: A Global History , Sven Beckert, 2014。日本語版は2022年12月28日第1刷発行。単行本ハードカバー縦一段組み本文約679頁に加え、訳者あとがき5頁。なお原註と索引もたっぷりで、最後のノンブル(頁番号)は848。鈍器ですね。9ポイント43字×17行×679頁=496,349字、400字詰め原稿用紙で約1,241枚。原註と索引を含めて文庫ならたっぷり上中下巻の大容量。
文章は比較的にこなれている。内容も特に難しくない。敢えて言えば、産業革命前後の世界史に詳しければ、更に楽しめるだろう。
【構成は?】
ほぼ時系列順に進むので、素直に頭から読もう。
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- はじめに
- 第1章 グローバルな商品の誕生
- 第2章 戦争資本主義の構築
- 第3章 戦争資本主義の報酬
- 第4章 労働力の獲得、土地の征服
- 第5章 奴隷制の支配
- 第6章 産業資本主義の飛躍
- 第7章 工業労働者の動員
- 第8章 グローバルな綿業へ
- 第9章 戦争が世界中に波紋を広げる
- 第10章 グローバルな再建
- 第11章 破壊
- 第12章 新たな綿帝国主義
- 第13章 グローバル・サウスの復活
- 第14章 エピローグ 織り地と織り糸
- 謝辞/訳者あとがき/原註
【感想は?】
ひとつの技術・産業の勃興と変転をたどる本だと思ったが、まったく違った。
あ、いや、確かに綿産業の変転を描いた本なのだ。ただ、それが及ぼす影響が、とんでもなく広く深い。現代の南北問題をはじめとする世界情勢から国家という枠組みや役割、ご近所付き合いや地域社会の在り方、そして私たちの生き方・考え方まで、綿が変えてしまったのだ。
綿そのものは昔からあった。それも世界各地に。様々な地域で栽培され、紡がれ織られてきた。多くの国や地域で、綿花は畑の片隅で、食用作物の「ついで」に栽培され、地元で紡がれ織られてきたのだ。現代のような巨大なプランテーションではない。
三つの大陸(アフリカ,アメリカ,アジア)に見られる多様性にもかかわらず、この巨大な製造業の中心地には多数の共通点があった、特に重要なのは、綿花の栽培と加工はほとんど常に小規模にとどまり、もっぱら家族単位で行われていたことだ。
――第1章 グローバルな商品の誕生
その技術の進歩は微々たるもので、せいぜい糸を紡ぐ紡ぎ車ぐらいだろう。具体的には…
18世紀になってもなお、たとえば東南アジアの一人の女性が1ポンド(約454g)の綿を紡ぐのに1ヶ月、さらに長さ10ヤード(約9m)の布を織るのに1ヶ月を要した。
――第1章 グローバルな商品の誕生
別の表現だと、「熟練の紡ぎ手がブラウス1枚分の糸を紡ぐのに、手紡ぎ用の紡錘で約11時間」だとか。これが紡ぎ車だと生産性は約3倍に上がる。
そんなこんなで、18世紀初頭まで綿製品の最大の産地そして輸出国はインドだった。当然、手織りである。
1766年には、イギリス東インド会社の輸出額の75%超を(綿製品が)占めていたのだ。
――第2章 戦争資本主義の構築
イギリスはインド製の綿織物をアフリカ西海岸へ運び、奴隷と交換するのだ。
(奴隷貿易の奴隷は)綿織物と交換されることのほうが多かった。
――第2章 戦争資本主義の構築
当時のイギリスのインド支配は重要な港湾とその近辺を抑えるだけで、内陸までには及ばなかった。だもんで、綿花の生産や織物への加工そして流通は、地元インドの農民・職人・商人が担い支配していた。商いを拡大したくとも手が出せないイギリスには面白くないが、地元インドの者にとっては…
17世紀後半には綿布の価格の最大1/3が織り手に渡っていた可能性がある。それが18世紀後半になると、歴史家のオム・プラカーシュ(→英語版WIkipedia)によれば、織り手の取り分は約6%にまで減ったという。
――第2章 戦争資本主義の構築
そこに機械化の波が押し寄せる。これがどれぐらいの影響か、というと。
18世紀のインドでは、紡ぎ手が100ポンド(約45kg)の綿花を紡ぐのに5万時間を要していた。
1790年のイギリスでは、100個の紡錘を備えたミュール紡績機1台を用いて、同じ量の綿花をわずか1000時間で紡ぐことが出来た。
1795年には、水力紡績機を使えば300時間しかかからなくなった。
さらに1825年以降は、リチャード・ロバーツが発明した自動ミュール紡績機のおかげで、たった135時間あれば十分になった。
――第3章 戦争資本主義の報酬
およそ370倍の効率だ。紡績機や工場の設備投資や地代も費用に勘定する必要があるとは言え、従来の手紡ぎじゃ太刀打ちできない。これは技術の革新だけではなく、産業そして世界の枠組みを揺るがす大きな変革だった。
史上初めて、製造業者という新たな登場人物が舞台に現れた。製造業者とは、奴隷を働かせたり領土を拡大したりする(略)ためではなく、機械を基盤とする生産の巨大なシステムへと労働者を組み込むために、資本を使う個人だった。
――第3章 戦争資本主義の報酬
世界の力関係に、新しいプレイヤーが登場したのだ。そして、彼らは人々の生活も変えてゆく。これまでの夜明けとともに起き日没まで働く暮らしから…
機械装置が人間の労働のペースを規定しはじめたのだ。中核となるエネルギー源に依存し、大きなスペースを必要としたことから、生産の場は家庭から工場に移った。機械装置とともに、かつてない数の労働者が生産拠点に集まった。
――第3章 戦争資本主義の報酬
手紡ぎなら、効率は悪いとはいえ自分の暮らしの隙間時間で紡げる。だが、機械が工場で紡ぎ始めると、機械のペースで働かなくちゃいけない。定時に出勤する暮らしだ。出勤は定時だが退出は…。
さて、機械が紡ぎ織る事の嬉しい点は、安上がりな事だ。なぜ安上がりかというと、人の手間が省けるすなわち人件費が安いからだ。この理屈は、工場労働者にも適用される。いかに人件費を安く上げるかが、綿業の避けがたい性質となる。
これは材料である綿花にも言える。綿花の栽培に適した地域は世界各地にある。だが、栽培と収穫には多くの人手が要る。これをいかに安く上げるか、が当時の西欧の綿業の課題となった。その解を示したのが新大陸だ。つまり奴隷制である。
1780年代には、西インド諸島と南米の奴隷が、世界市場で売られる綿花の大半を生産していた。この奴隷制と征服の爆発的な融合が、1861年に至るまで産業革命に活力を与えつづけた。
――第4章 労働力の獲得、土地の征服
やがて同様の仕組みが北米南部でも整ってくる。既にインドの綿布をアフリカに送り奴隷と交換する仕組みはあった。これが北米の綿花をイギリスで加工しアフリカで奴隷と交換し、奴隷を北米に送り綿花を栽培させる仕組みへと変わってゆく。やがて米国の綿花は世界の市場を席捲するのだ。
アメリカ経済が世界で台頭したのは、まさに綿花のおかげ、したがって奴隷のおかげだったのである。
――第5章 奴隷制の支配
その綿花農場を発展させるには、土地と奴隷が必要だ。奴隷を買うにはカネが要る。ここで登場するのが信用貸し、つまりは金貸しである。商人が農場主に元手を課し、奴隷を買わせ綿花を作らせるのだ。貸すったって、ちゃんと担保は確保する。その担保は…
信用貸しの多くは奴隷が栽培する商品の先物か、奴隷そのものの価値を担保とした。
――第8章 グローバルな綿業へ
かくして、綿を扱う商人が大陸と大洋を越えて商いを展開し、地球規模の経済体制を創り上げてゆく。
商人が世界の真のグローバル経済を構築し、その主役が綿だったのである。
――第8章 グローバルな綿業へ
これらを可能としたのは、単なる工業技術だけではない。原材料を調達し、製品を他国に売りつける外交能力も必要だった。それも、往々にして武力を背景にして。また、原材料や製品を運ぶ鉄道や港湾の整備も必要だ。何せ当時の西欧以外じゃ主な輸送手段は馬や牛などの家畜だし。そのためには、中央集権型の強力な政府と、綿業に有利な法を整備しなければならなかった。
スキル、市場、資本、テクノロジーといったものは、世界中のほかの多くの地域で利用できたが、国内市場を保護し、遠方の市場へのアクセスを確保し、製造業を後押しするインフラ整備ができる国こそ、初期の産業先進国の際立った特徴だった。
――第6章 産業資本主義の飛躍
産業革命が成功するためには、技術のみならず、商人の要望に応え、実行できる政府が必要だったのだ。
当時のヨーロッパの諸国家が日本や中国など同時代の国家を引き離していた理由は、国力だけでなく、産業資本のニーズに応えたことにもある。
商人はあらゆる事柄について時刻の政府に対するロビー活動をしたが、なかでも重要な案件が、貿易のためのインフラだった。ドック、倉庫、鉄道、水路の建設が商人たちにとっての優先課題だった。
――第8章 グローバルな綿業へ
先に書いたように、綿業のキモは人件費の削減だ。原材料の綿花は北米南部の奴隷制で賄えたが、紡ぎと織りの工場労働者は国内で調達せにゃならん。安く上げる手立ての一つは、女と子供を使う事だ。
綿業労働者の半分近くが子供であり、彼らは親から強制されていたのだが、この親たちもまた新たな経済的現実によって強制されていた。
――第7章 工業労働者の動員
本書が描く工場労働者の勤務事情は現代日本のブラック企業を遥かにしのぐ。そこで労働者も声を上げ始め、様々な闘いを繰り広げ、少しづつマシな条件を勝ち取ってゆく。
現代の経済学の教科書で理想化されているような労働市場は、往々にしてストライキ、団結、暴動などの結果もたらされたものなのである。
――第7章 工業労働者の動員
さて、当時の西欧は綿花の多くを米国南部から調達していた。そこに戦争の暗雲が立ち込めてくる。
南北戦争前夜、綿花はアメリカから海外への出荷総額の61%を占めていた。(略)
1850年代後半まで、アメリカ産綿花は、イギリスで消費される8憶ポンドの綿花の77%を占めていた。また、フランスで使用される1憶9200ポンドの90%、ドイツ関税同盟で紡績される1憶1500ポンドの60%、ロシアで製造される1憶200ポンドの92%を占めていた。
――第9章 戦争が世界中に波紋を広げる
この危機に際し、西欧は他の国から綿花を調達しようとする。例えばイギリスは…
南北戦争の最初の年だけでも、イギリス政府のインドにおけるインフラ事業への支出はほぼ倍増している。
――第9章 戦争が世界中に波紋を広げる
植民地を持つ他の国も同様に、植民地での綿花生産を増やそうとする。現地住民の利害や安全は無視し、村落共同体を破壊し、換金作物である綿花栽培を押し付けるのだ。
綿花栽培に労働力を動員したいという国家の強い意欲は、市場の規則制定と施行につながり、(略)各国の政府と法律は、放牧や狩猟のように昔から住民全体に認められてきた資源への権利を弱体化し、農民に綿花生産への専念を強要した。
――第10章 グローバルな再建
その結果、昔からの家族単位での糸紡ぎや手織りは壊滅し…
ほかの歴史家たちも、1830年から60年までに、インドだけでも製造業で200万~600万ものフルタイムの職が失われたと示唆している。
――第11章 破壊
ガンジーが糸車を回したのには、そういう意味があるのだ。ばかりではない。それまで、現地の農民たちは食用作物の隙間に綿を植えていた。それを全面的に綿花に切り替えさせた。結果、食料が足りなくなり…
1877年と、1890年代後半にも再び、(インドの)ベラールとブラジル北東部で何百万という農民が飢餓に見舞われる。
――第11章 破壊第一次世界大戦までに、階級構造の再編と、農業における換金作物への方向転換のせいで、大規模な食用作物不足から悲惨な飢餓が起こり、かなりの人命が失われた。たとえば、トルキスタンでは1914年から21年までに人口が130万人、すなわち18.5%減った。
――第12章 新たな綿帝国主義
ブリカスと罵りたくなるが、似たような真似を太平洋戦争当時に帝国陸海軍がインドシナでやり、戦後ベトナムあたりは戦時中以上の苦しみを味わったそうだ。
話がそれた。それまで植民地で綿花栽培が流行らなかった理由は多々あるが、その一つがインフラの不足だ。牛の背に載せて綿花を運び港まで6カ月とか、そんな状況である。そこで宗主国は植民地に鉄道や道路を整備する。
領土の編入は、土地の獲得はもちろん、インフラの進歩の賜物でもあった。インドやアフリカと同様に、綿花は鉄道に沿って開花していった。
――第12章 新たな綿帝国主義
とかやっているうちに、現地の商人たちも考え始める。「俺も工場を作って商売を始めよう」。実際、これで成功する人も出てくる。それは、幾つかの条件が重なったからだ。
グローバル・サウスのどこであれ、資本家がグローバル綿業に自らの生存領域をつくることに成功したのは、ふたつのプロセスが同時に起きたからだった。
つまり、第一次産業革命の中心となった国々で社会的対立プロセスが全国に拡大して労働コストが上がったこと、
グローバル・サウスで建設された国家が国内工業化計画を優先し、労働コストを低く抑えたことだ。
――第13章 グローバル・サウスの復活
西欧は工場労働者の賃金が上がり、費用がかさむ。対して植民地は人を安く使える。だから植民地に工場が増える。なんか、今世紀の話みたいだが、これは100年前の話。
そんな現地の商人に対し、現地の政治指導者も協力した。
1920年代を通じて、上海の工場主たちは国民党の指導者だった蒋介石の支援を得て、左寄りの労働運動指導者を何千人も殺害している。
――第13章 グローバル・サウスの復活
そんな風に、植民地資本の綿業/工業も育っていくのだが、幾つか欧米とは異なる点がある。現地の商人たちは、植民地国家/宗主国政府と闘わなければならなかったのだ。そこで、独立運動の闘士たちと手を組むのである。闘士ったって、たいていは農民か労働者だ。そのため、独立後の現地商人はいささか複雑な立場に立たされている。
(グローバル・サウスの)資本家は、植民地国家との闘いで労働者(と農民)に頼ったために、いまでは力を失いつつあった。
――第13章 グローバル・サウスの復活
労働者の賃金は抑えたいが、あまし無茶すると独立運動の英雄に目を付けられる。そういうことです。
もっとも、今世紀に入ってからは、その無茶に成功した国も出てくる。例えばウズベキスタンだ。21世紀に入っても、児童労働・強制労働が行われていた(→ヒューマン・ライツ・ウォッチ/ウズベキスタン:世界銀行が関係する強制労働)。
ばかりでなく、20世紀最大の環境破壊とまで言われる暴挙も。
綿花の輸出高では世界で10本の指に入るウズベキスタンでは、農家の綿花製品を強制し続けている。乾燥した土地には灌漑が必要なため、アラル海(→Wikipedia)がほとんど干上がり、そのせいで国土の多くが実質的に塩原と化している(略)。
――第14章 エピローグ 織り地と織り糸
そのウズベキスタン以上に綿花で存在感を誇示しているのが米国だ。これには仕掛けがあって、つまりは補助金である。自国の産業を守るのは責められないよな、と思っていたが、こんな影響も。
補助金まみれの綿花は世界市場に放出され、アフリカなど競争の激しい地域の綿花栽培者にとっては価格を押し下げる要因となるのだ。
――第14章 エピローグ 織り地と織り糸
そういう効果は気が付かなかった。
20世紀は国家レベルで安い賃金を求め綿業が移動した。これが今世紀に入ると、綿業に限らずあらゆる産業で、国家ではなく企業単位で、工場が移転する。綿業だと、GAPとかのブランド単位で。トランプが関税を引き上げるのも、そのためだ。おかげでリーバイスなどの製品を作っていたレソトの工場が閉鎖になるとかのニュースも。
今日の労働者は、あらゆる形の生産の拠点をいとも簡単に世界各地へ移す企業のなすがままだ。
――第14章 エピローグ 織り地と織り糸
この辺を読んで、私はやっと共産主義者が世界に革命を輸出したがる理由が解った。工場=仕事は安い賃金で労働者をコキ使える国に移動する。世界規模で賃金を底上げしなければ、工場は自国から賃金の安い国に移るだけなのだ。もっとも、その共産主義も、独裁者の道具になっちゃったんだが。
つまりグローバル経済とは、費用の安さを求めて資本と仕事が世界を渡り歩く経済なのだ。とはいえ、費用は賃金だけじゃない。綿花が鉄道に沿って開花したように、インフラや治安も費用に大きな影響を与える。エネルギーを求めて米国に行く資本もある(→「新しい世界の資源地図 」)。
そんなグローバル経済を、18世紀から先取りしてきたのが綿業であり、21世紀の現在もなお安い労働力を求め衣料ブランドが世界各国を渡り歩いている。日の出から日没のリズムで生きていた私たちの暮らしを時計が支配する定時出勤のリズムに、自給自足の暮らしを会社勤めの労働者に変えた綿業。お陰で私たちのクローゼットは豊かになったが、失ったものも大きい。
産業革命のもうひとつの側面をじっくり描いた労作であり、世界の形を改めて認識させてくれる問題作でもある。歴史好きはもちろん、経済問題に関心のある人にもお薦め。
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