GoogleBooksの関連書籍一覧の仕様は?
Google のサービスに、Google Books がある。一部の書籍は全文検索ができるし、電子ブックも販売している。その中で、見つけた頁が、これ。
え?と思ったのが、関連書籍の項。
- 地下水資源・環境論 水収支研究グループ
- ヨーロッパ祝祭日の謎を解く アンソニー・F・アヴェニ
- 史上最大の発明アルゴリズム デイヴィッド・バーリンスキ
- インドカレー伝 リジー・コリンガム
- 疫病と世界史, 第 1 巻 ウィリアム・H・マクニール
- 世界文明における技術の千年史 アーノルド・パーシー
- パリ職業づくし クライン=ルブール,F.
- 戦争の世界史
- メガネの文化史 Richard Corson
- 「信濃!」 J.F.エンライト
なんと、10冊中の9冊まで、私のブログでレビューしている。ちなみに、「カナート イランの地下水路」も、レビューしてます。「なんで Google は俺の趣味をここまで詳しく知っているんだろう?」と思ったが、真相は逆ではないかと考え直した。
なんたって Google だ。人手で関連書籍を調べているわけじゃあるまい。プログラムで自動生成している、と考えるのが自然だろう。となると、後はプログラムの仕様だ。たぶん、こんな感じじゃないかと思う。
- 販売実績があれば、同じ購入者が同時に購入している書籍を挙げる。同時購入がなければ、同じ購入者が近い期間に買った書籍を挙げる。
- 未だ売れていなければ、web を漁ってレビューしている頁を探す。同じサイトでレビューしている書籍の中から、リンク関係などで比較的「親密」であると思われる書籍を挙げる。
つまり、今のところ「カナート イランの地下水路」は売れていなくて、かつ、レビューしている人も少ない。Google のプログラムが参考に出来るのも私のサイトしかないために、このような結果になった…んじゃ、ないかな。
そういう目で見ていくと、私のサイトの「カナート イランの地下水路」からリンクを張っているのは、以下2冊。
- 世界文明における技術の千年史 アーノルド・パーシー
- パリ職業づくし クライン=ルブール,F.
逆に、「カナート」にリンクしているのが、以下3冊。
- インドカレー伝 リジー・コリンガム
- 戦争の世界史
- メガネの文化史 Richard Corson
直接のリンク関係がないのが、以下4冊。
- ヨーロッパ祝祭日の謎を解く アンソニー・F・アヴェニ
- 史上最大の発明アルゴリズム デイヴィッド・バーリンスキ
- 疫病と世界史
- 「信濃!」 J.F.エンライト
「祝祭日」と「疫病」は、教科で言えば社会科に属するから、まあわからんでもないけど、なんで「アルゴリズム」と「信濃」が出てきたのやら。たぶんリンク先のリンク先、みたいな関係なんだろうけど、すると仲立ちしたのは「戦争の世界史」かな。
イカモノ食いで興味の赴くまま本を読んでると、たまにこういう驚きがあるから面白い。
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