定刻発車,ザ・対決
読んだ本2冊。
三戸裕子「定刻発車」新潮文庫
日本の鉄道の発着はなぜ正確なのかを探ったルポルタージュ。
技術に関する具体的な描写が少なくて少し食い足りない。
まあスジ屋の秘技などは業務上の重要な秘密だろうし、仕方がないか。
根回しのルーツを参勤交代に求めたり、
駅の間隔の短さを江戸時代の旅行が徒歩中心で宿場町が点在していた事で
説明しているのは面白い。
欧州じゃ15分未満の遅れは On Time になるってのも興味深い。
#そのかわりあっちじゃ自転車をバラさずに電車に積める。
#これは日本でも取り入れて欲しい。
#首都圏じゃ難しいだろうけどローカル線なら出来ないかな。
清水義範「ザ・対決」講談社文庫
パスティシュの名手の連作短編集。
一番勝負 ソクラテス vs. 釈迦 で「いきなしこれかよっ!」←褒めてます
まあこんなもんだろうと気を抜いてたら二番勝負 シェイクスピア vs. 近松門左衛門
で妙技を見せ付けられた。
これは!と思って構えてたら三番勝負 ロビンソン・クルーソー vs. ガリヴァーで
足元をすくわれる。そんな感じで翻弄されつつ楽しめた。
ギャグ・シリアス・教養・ホラーなど、バラエティ豊かな連作。
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