ニーアル・ファーガソン「スクエア・アンド・タワー 上・下」東洋経済新聞社 柴田裕之訳
本書は、これまでネットワークの役割を控えめに述べる傾向にあった歴史記述の主流派と、その役割を常習的に誇張する陰謀論者の間の、中道を行くことを目指す。
――第1章 イルミナティの謎本書の中心的テーマは、分散型のネットワークと階層制の秩序との間の緊張関係は人類そのものと同じぐらい古いということだ。
――あとがき1851年から1864年にかけて清帝国を呑み込んだこの内戦(太平天国の乱、→Wikipedia)は19世紀最大の戦いであり、直接あるいは間接に、2000万~7000万人の命を奪い、中国の人口をおよそ1割減少させた。
――第30章 太平天国の乱金融危機は、個人によって引き起こされはしない。集団によって引き起こされるのだ。
――第49章 ジョージ・ソロス対イングランド銀行ネットワークを信頼して世の中を任せておけば無秩序を招くだけであるというのが歴史の教訓だ。
――第60章 広場と塔の再来
【どんな本?】
組織には、大雑把に分けて二つの種類がある。一つは軍隊のように、隊長を頂点とした上意下達式の階層型。もう一つは、連盟や学界そして友達付き合いのように、ハッキリした階層のないネットワーク型、または結社。
陰謀論では、イルミナティやディープステートなど、世界を陰から支配する秘密結社が取りざたされる。また、一時期のソフトウェア開発では、「伽藍とバザール」のように、ネットワーク型の組織(というか集団)での開発がもてはやされた。
対して歴史家たちは、国王などを頂点とした階層型の組織を中心として研究・記述してきた。
実際には、どちらが歴史を動かしてきたのか。そして、インターネットが発達した今後は、どちらが歴史の主役となるのか。
スコットランド出身の歴史家・ジャーナリストが、階層型 vs ネットワークという新たな切り口で、近世以降の歴史と今後の見通しを語る、一般向けの風変わりな歴史書。
【いつ出たの?分量は?読みやすい?】
原書は The Square and Tower : Networks, Hierarchies and the Struggle for Global Power, by Niall Ferguson, 2017。日本語版は2019年12月19日発行。単行本ハードカバー縦一段組み上下巻で本文約324頁+380頁=約704頁に加え、付録「ニクソン=フォード時代の社会的ネットワークのグラフ化」10頁+訳者あとがき6頁。9.5ポイント40字×17行×(324頁+380頁)=約478,720字、400字詰め原稿用紙で約1197枚。文庫なら少し厚い上下巻ぐらい。
ジャーナリストの経歴もあるためか、比較的に文章はこなれている。ただ、内容は少し不親切。イギリス人やアメリカ人。それも1960年以前の生まれの人向けの本らしく、特に説明もなく人名がズラズラ出てきたりする。例えば「第39章 ケンブリッジのスパイたち」では、キム・フィルビー(→Wikipedia)ぐらいしか知らなかった。
また、アチコチにレジリエンス(→Wikipedia)なんて言葉が出てくる。たぶん、「しぶとさ」みたいな意味だろう。一部に被害を受けた時、性能は落ちても機能は残る性質、とか。
【構成は?】
お話はほぼ時系列で進むが、各章の結びつきは弱いので、気になった所だけを拾い読みしてもいい。
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- 上巻 ネットワークが創り変えた世界
- はしがき ネットワークにつながった歴史家
- 第1部 序 ネットワークと階層性
- 第1章 イルミナティの謎
- 第2章 ネットワーク化された私たちの時代
- 第3章 偏在するネットワーク
- 第4章 国家や企業はなぜ階層性なのか?
- 第5章 7つの橋から6次の隔たりまで
- 第6章 弱い紐帯と急速に広まるアイデア
- 第7章 さまざまなネットワーク
- 第8章 異なるネットワークが出合うとき
- 第9章 ネットワーク理論の7つの見識
- 第10章 解明されたイルミナティ
- 第2部 大航海時代の皇帝と探検家
- 第11章 古代と中世の階層性
- 第12章 ネットワーク化された最初の時代
- 第13章 ルネサンス期の取引の技法
- 第14章 新たな交易ルートの発見者たち
- 第15章 ピサロとインカ皇帝
- 第16章 印刷術と宗教改革
- 第3部 科学革命と啓蒙運動
- 第17章 宗教改革の経済的結果
- 第18章 アイデアを交換する
- 第19章 啓蒙運動のネットワーク
- 第20章 アメリカ独立革命のネットワーク
- 第4部 王家による階層性の復興
- 第21章 フランス王政復古の失敗
- 第22章 フランス革命からナポレオンによる専制政治へ
- 第23章 列強による秩序の回復
- 第24章 ザクセン=コーブルク=ゴータ家
- 第25章 ロスチャイルド家
- 第26章 産業革命のネットワーク
- 第27章 5大国体制からイギリスの覇権主義へ
- 第5部 大英帝国の秘密結社
- 第28章 「ラウンド・テーブル」あるいはミルナーの「幼稚園」
- 第29章 間接支配と中央集権
- 第30章 太平天国の乱
- 第31章 アメリカにおける中国人排斥運動
- 第32章 南アフリカ連邦という大英帝国の幻想
- 第33章 ケンブリッジ「使徒会」のネットワーク
- 第34章 第1次世界大戦の勃発
- 原注/参考文献/図版出典/口絵出典
- 下巻 権力と革命 500年の興亡史
- 第6部 革命と独裁者
- 第35章 三国協商に対するジハード
- 第36章 ボリシェヴィキ革命と強制労働収容所
- 第37章 ヒトラーの躍進
- 第38章 ナチスと反ユダヤ主義
- 第39章 ケンブリッジのスパイたち
- 第40章 スターリンの全体主義国家
- 第41章 マフィアのネットワーク
- 第7部 冷戦とゲリラ戦
- 第42章 冷戦下の「長い平和」
- 第43章 ネットワーク化された戦闘
- 第44章 複雑化する消費社会
- 第45章 ヘンリー・キッシンジャーの権力ネットワーク
- 第46章 インターネットの誕生
- 第47章 ソヴィエト帝国の崩壊
- 第48章 ダヴォス会議のネルソン・マンデラ
- 第49章 ジョージ・ソロス対イングランド銀行
- 第8部 21世紀のネットワーク
- 第50章 アメリカ同時多発テロ
- 第51章 リーマン・ショック
- 第52章 肥大した行政国家
- 第53章 Web2.0とフェイスブック
- 第54章 グローバル化と不平等
- 第55章 革命をツイートする
- 第56章 ドナルド・トランプの選挙戦
- 第9部 結論 サイバースペースの攻防戦
- 第57章 階層制対ネットワーク
- 第58章 ネットワークの機能停止
- 第59章 FANGとBATとEU
- 第60章 広場と塔の再来
- あとがき 広場と塔の起源 14世紀シエナにおけるネットワークと階層制
- 付録 ニクソン=フォード時代の社会的ネットワークのグラフ化
- 訳者あとがき
- 原注/参考文献/図版出典/口絵出典/索引
【感想は?】
たぶん、図書分類としては、歴史になるんだろう。だが、語っているのは、歴史の流れじゃない。
本書の主題は、権力・影響力や組織の形と、その性質だ。組織の形を二つの極、塔=階層型と広場=ネットワーク型として、それぞれの得手・不得手を、史実を例に挙げて語る、そんな感じの本だ。
そのためか、ハードカバーの上下巻なんて迫力ある見かけのわりに、意外と親しみやすい。塔vs広場の視点で歴史トピックを語るエッセイ集みたいな雰囲気も漂う。その分、著者の主張はアチコチにとっちらかって見えにくくなっている感もある。
著者の主張の一つは、イルミナティやDSなど陰謀論への反論だろう。そもそも計画的に事を運ぶのには向かないのだ、ネットワーク型の組織は。
歴史を振り返ると、イノベーションはこれまで、階層制よりもネットワークから多く生じる傾向にあった。(略)
ネットワークは自然と創造的になりうるが、戦略的ではない。第二次世界大戦は、ネットワークによっては勝てなかったはずだ。
――第8章 異なるネットワークが出合うとき
第二次世界大戦というより軍隊は、たいてい階層型だ。そして総力戦など軍事優先の社会も、階層型の統制社会/経済でないと巧くいかない。スペイン内戦じゃ国際旅団の一部が合議制で作戦を決めたらしいが、今じゃ嘲笑の的だ。でも戦争が終わり復興が進むと、チャーチルやドゴールなど戦争指導者たちは退場を余儀なくされる。
計画策定者にとっての問題は、総力戦という活動には非常に適していた階層構造の制度が、消費社会にはまったく不向きだという点にあった。
――第44章 複雑化する消費社会
この辺、日本はどうなんだろうね。護送船団方式の半ば計画経済で戦後の復興を乗り切り、オイルショックまではいい感じだったけど、その頃に出来上がった政府主導の政治/経済構造と感覚を今でも引きずってる気がする。
それはともかく、逆にネットワークがイノベーションには向くのは、技術史や産業史を調べるとよくわかる。先に読んだ「織物」の終盤は、イランから日本までの織機の技術の伝達を追ってたし。
蒸気機関についても、こう主張している。
ジェイムズ・ワットは、グラスゴー大学のジョゼフ・ブラック教授や、バーミンガムのルナー・ソサエティの会員たちも含むネットワークに所属していなければ、蒸気機関の改良は達成できなかっただろう。
――第26章 産業革命のネットワーク
だが、教科書や歴史書は、階層型の組織に多くの頁を割く。仕方がねーのだ、だって階層型組織は多くの文書を残すけど、ネットワーク型はあまし残さないし、残ってもアチコチにとっちらかってる。その結果、奇妙な状況になる。
歴史の大半では、成功は誇張される。勝者が敗者よりも多くの記録を残すからだ。ところが、ネットワークの歴史では、その逆があてはまることが多い。成功しているネットワークは世間の注意を巧みに逸らし、失敗しているネットワークは注意を集める。
――第32章 南アフリカ連邦という大英帝国の幻想
ネットワークの成功例として本書が挙げているのが、ロシアの革命だ。著者曰く、主なスポンサーの一つはドイツだ、と。第一次世界大戦で行き詰っていたドイツにとって、ロシアがコケるのは実に嬉しい話だし。
ボリシェヴィキ革命はある程度までは、ドイツが出資した作戦だった。
――第36章 ボリシェヴィキ革命と強制労働収容所
と、時としてネットワークは階層型の社会を壊す。だもんで、階層型のボスはネットワークを厭う。主な対抗策としては…
全体主義の成功の秘密は、(ナチス)党と国家の階層制の組織の外にある、ほぼすべての社会的ネットワーク、それもとりわけ、自立的な政治活動を取りたいと願うネットワークを、非合法化したり、麻痺させたり、公然と抹殺したりすることだった。
――第38章 ナチスと反ユダヤ主義
ロシア革命を後押ししたドイツが、後に対抗策を徹底するのも皮肉な話。身近な所で「三校禁」なんてのを思い出すのは年寄りだけかな。
もっとも、ネットワークを恐れたのはスターリンも同じ。そこでスターリンが取ったのは、情報の統制だ。
スターリンの権力は、3つの別個の要素から成り立っていた。
すなわち、党官僚制の完全な統制、
クレムリンの電話ネットワークを中心的ハブとするコミュニケ―ション手段の完全な統制、
自らも恐れの中で生きている人員から成る秘密警察の完全な統制だ。
――第36章 ボリシェヴィキ革命と強制労働収容所
この辺だと、ナチス・ドイツの暴走の原因が、「暴走する日本軍兵士」が描く帝国陸軍の暴走の原因と似ているのが気になる。
(多頭制の)混沌のせいで、ライバル関係にある個人や機関が、それぞれ総統の要望と解釈したことを実行しようと競い合い、多義的な命令と重複する権限が「累積的な過激化」を招いた。
――第37章 ヒトラーの躍進
帝国陸軍は、政府の意図の外で桜会などの壮士ネットワークが暴走を煽ったんだが、ヒトラーは意図してやったんだろうか。
そんな風に、権力者はネット―ワークを恐れるものだ。中でも誇張されがちなのが、外国人だろう。よく右派は外国人の集団を槍玉にあげる。著者はアメリカの例を挙げてるけど、日本でも似たような言説がネットを賑わせてるなあ。
移民反対者は、新来者の貧しさをけなすと同時に、彼らの指導者と思われている人々の力を誇張した。
――第31章 アメリカにおける中国人排斥運動
これ民間人がデマを振りまくのも困るが、政治家が票を集めるため流れに乗っかるからタチが悪い。
18世紀米国の政治家アレクサンダー・ハミルトン(→Wikipedia)
「彼らは扇動政治家として出発し、ついには専制的支配者となるのだ」
――第20章 アメリカ独立革命のネットワーク
ヒトラーはモロにコレだね。ドナルド・トランプも似た傾向がある。こういう民主主義のバグを、18世紀に見つけてたってのも驚きだ。いまだにデバッグできてないのも悲しい。巧いパッチはないものか。なお、本書は直接トランプを罵っていないが、明らかに扱いは悪い。例えば…
トランプに投票した郡は、アメリカ全土の面積の85%を占めている。(略)EU離脱キャンペーンに勝利をもたらしたのは、大都市ではなくイングランドとウェールズの「州」に主に居住する、中高年の有権者だった。
――第56章 ドナルド・トランプの選挙戦
と、ブレグジット同様、それは問題であるかのように扱っている。というか、そういう場所の票を丹念に拾っていったんだな、トランプは。そのトランプが活用したのがフェイスブック。世界中の人々を繋げるかのように宣伝しちゃいるが…
フェイスブックのネットワークは地理に基づくクラスター化を示している。
――第53章 Web2.0とフェイスブック
意外とインターネット上の繋がりは、直接に顔を合わせての繋がりを反映してたりする。実際、ブログでも Twitter でも、顔も名前も知らない人に話しかけるのは、ちょっと構えちゃうし。
そんなワケで、一時期の「インターネットでユートピアが来る」って幻想は、見事に打ち砕かれた。
世界中の人をインターネットに接続させれば、サイバースペースでは誰もが平等となるネット市民のユートピアを創り出せるという考えは、常に幻想だった。
――第58章 ネットワークの機能停
うん、ブログでも人気ブログと零細ブログの格差は大きいし。二度ほど試算したんだが、ブログの人気の分布は収入の分布と似て、スケールフリー的な性質があるようだ(→記事1,記事2)。
そんなインターネットを巧みに使ったのが、イスラム原理主義のテロリストたち。アルカイダが有名だが…
はるかに大きなジハーディストのネットワークが存在し、その中でアルカイダはとてもつながりが弱い構成要素だった。
――第50章 アメリカ同時多発テロ
実際、ビン・ラディンを殺しても、パキスタン・アフガニスタン・イラク・シリアじゃ暴力の応酬は収まってない。ただ、最近は欧米でのテロのニュースがないけど、これはテロがなくなったのかメディアが興味を失ったのか、どっちなんだろ? 今はウクライナ情勢ばかりを取り上げるけど。
それはともかく、どんな奴がテロリストになるのかは、「テロリストの誕生」にあるのと一致する。
ジハードは常に(略)軽犯罪者を狂信者に変える、暴力は伴わないものの心を蝕む過激化の過程から始まる。
――第55章 革命をツイートする
真面目な青少年じゃない。素行の悪いチンピラがムショで勧誘されるのだ。とはいえ、彼らの育成・生活環境である、欧米に住むイスラム教徒たちの世界観も結構アレで…
(2016年に)イギリスのイスラム教徒を対象とした意識調査の結果は、(略)9.11テロを「ユダヤ人」のせいだと非難する人(7%)が、アルカイダの仕業だという人(4%)より多かった。
――第55章 革命をツイートする
このユダヤ人憎悪ってのは、なんなんだろうね。かくいう私はユダヤ人の定義すらわかってないんだが。日本人の朝鮮人/韓国人憎悪みたいなもん?
とかの社会学的な視点に加え、数学的な視点を加えているのも本書の特徴だろう。いきなり初めの方で、こんな事を言って読者にヒザカックンかましてたり。
階層性はネットワークの対極には程遠く、特別な種類のネットワークにすぎない
――第7章 さまざまなネットワーク
うん、確かにネットワーク理論(→Wikipedia)じゃそうなるけどさあw
とはいえ、あまし数学の突っ込んだ話はなくて、こんなネタとかは親しみやすい。
コンピュータ科学者メルヴィン・コンウェイ(→Wikipedia)
「システムを設計する組織は、必然的にその組織のコミュニケーション構造によく似た設計しか生みだせない」
――第46章 インターネットの誕生
また、IT系の技術者は、こんな言葉に思わずうなずくと思う。
「システムは迅速か、開放的か、安全になりうるが、これら3つのうちの2つだけしか同時に成り立たない」
――第58章 ネットワークの機能停
これはITシステムに限らず、人間同士の集団/組織でも成り立ちそうだ。迅速かつ開放的なら、スパイや扇動者が潜り込みやすい。少人数の閉鎖的な組織は迅速に動けて秘密を保てるが、誰にでも開かれてはいない。判断を慎重に下すなら開放性と安全性を確保できるだろうけど、臨機応変な対応は無理だ。
と、そんな風に、組織や集団の性質を、塔=階層型 vs 広場=ネットワーク型という2極の座標系で見て、それぞれの性質や向き不向きを考え、数学のネットワーク理論も活用し、また歴史上の様々な組織/集団を当てはめて検証した本だ。数学を史学や社会学に応用する手法も感心したし、大作で圧迫感がある割には意外と読みやすかった。
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