ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福 上・下」河出書房新社 柴田裕之訳
歴史の道筋は、三つの重要な革命が決めた。
約7万年前に歴史を始動させた認知革命、
約1万2千年前に歴史の流れを加速させた農業革命、
そしてわずか5百年前に始まった科学革命だ。(略)
本書ではこれら三つの革命が、人類をはじめ、この地上の生きとし生けるものにどのような影響を与えてきたのかという物語を綴っていく。
――第1章 唯一生き延びた人類種特定の歴史上の時期について知れば知るほど、物事が別の形でなくある特定の形で起こった理由を説明するのが難しくなるのだ。
――第13章 歴史の必然と謎めいた選択
【どんな本?】
なぜネアンデルタール人は滅び私たホモ・サピエンスだけが生き残ったのか。狩猟採集から農業による定住生活の移行は何をもたらしたのか。科学の発展と産業革命は、私たちの世界観・価値観をどう変えたのか。その前の人たちは、世界や人生をどう捉えていたのか。そして、未来のサピエンスはどう変わっていくのか。
イスラエルの歴史学者が、ホモ・サピエンスの歴史全体を見渡し、歴史上の曲がり角とその原因を探り、私たちの歴史観・世界観の足元を揺さぶる、衝撃の人類史。
【いつ出たの?分量は?読みやすい?】
原書は Sapiens : A Brief History of Humankind, by Yuval Noah Harari, 2011。日本語版は2016年9月30日初版発行。私が読んだのは2018 年9月9日発行の58刷。猛烈に売れてます。単行本ハードカバー縦一段組み上下巻で本文約248頁+257頁=約505頁に加え、訳者あとがき7頁。9ポイント47字×19行×(248頁+257頁)=約450,965字、400字詰め原稿用紙で約1,128枚。文庫でもやや厚めの上下巻ぐらい。
文章はこなれている。内容もわかりやすい。世界史から多くのトピックを取り上げるが、たいていは「いつ・どこで・だれが・なにをして・どうなったか」をその場で説明しているので、歴史に疎い人でも大丈夫。
【構成は?】
ほぼ時系列順に進む。とはいえ、各章は比較的に独立しているので、気になった所だけを拾い読みしてもいい。
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- 上巻
- 歴史年表
- 第1部 認知革命
- 第1章 唯一生き延びた人類種
不面目な秘密/思考力の代償/調理をする動物/兄弟たちはどうなったか? - 第2章 虚構が協力を可能にした
プジョー伝説/ゲノムを迂回する/歴史と生物学 - 第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし
原初の豊かな社会/口を利く死者の霊/平和か戦争か?/沈黙の帳 - 第4章 史上最も危険な種
告発のとおり有罪/オオナマケモノの最後/ノアの方舟 - 第2部 農業革命
- 第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇
贅沢の罠/聖なる介入/革命の犠牲者たち - 第6章 神話による社会の拡大
未来に関する懸念/想像上の秩序/真の信奉者たち/脱出不能の監獄 - 第7章 書記体系の発明
「クシム」という署名/官僚制の驚異/数の言語 - 第8章 想像上のヒエラルキーと差別
悪循環/アメリカ大陸における清浄/男女間の格差/生物学的な性別と社会的・文化的性差/男性のどこがそれほど優れているのか?/筋力/攻撃性/家長父制の遺伝子 - 第3部 人類の統一
- 第9章 統一へ向かう世界
歴史は統一に向かって進み続ける/グローバルなビジョン - 第10章 最強の征服者 貨幣
物々交換の限界/貝殻とタバコ/貨幣はどのように機能するのか?/金の福音/貨幣の代償 - 第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン
帝国とは何か?/悪の帝国?/これはお前たちのためなのだ/「彼ら」が「私たち」になるとき/歴史の中の善人と悪人/新しいグローバル帝国 - 原注/図版出典
- 下巻
- 第12章 宗教という超人的秩序
神々の台頭と人類の地位/偶像崇拝の恩恵/神は一つ/善と悪の戦い/自然の法則/人間の崇拝 - 第13章 歴史の必然と謎めいた選択
後知恵の誤謬/盲目のクレイオ - 第4部 科学革命
- 第14章 無知の発見と近代科学の成立
無知な人/科学界の教義/知は力/進歩の理想/ギルガメシュ・プロジェクト/科学を気前良く援助する人々 - 第15章 科学と帝国の融合
なぜヨーロッパなのか?/征服の精神構造/空白のある地図/宇宙からの侵略/帝国が支配した近代科学 - 第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
拡大するパイ/コロンブス、投資家を探す/資本の名の下に/自由市場というカルト/資本主義の地獄 - 第17章 産業の推進力
熱を運動に変換する/エネルギーの大洋/ベルトコンベヤー上の命/ショッピングの時代 - 第18章 国家と市場経済がもたらした世界平和
近代の時間/家族とコミュニティの崩壊/想像上のコミュニティ/変化し続ける近代社会/現代の平和/帝国の撤退/原子の平和 - 第19章 文明は人間を幸福にしたのか
幸福度を測る/化学から見た幸福/人生の意義/汝自身を知れ - 第20章 超ホモ・サピエンスの時代へ
マウスとヒトの合成/ネアンデルタール人の復活/バイオニック生命体/別の生命/特異点/フランケンシュタインの予告 - あとがき 神になった動物
- 謝辞/訳者あとがき/原註/図版出典/索引
【感想は?】
歴史の本…ではあるんだが、王様や将軍の名前はあまり出てこない。
本書が描くのは、それぞれの王様や国が何をしたか、ではない。「農業」や「貨幣」や「科学」などの制度や考え方が、私たちの暮らしや考え方をどう変えてきたか、だ。
そこで描かれる物語は、私たちの思い込みを次々と覆す。これがとっても気持ちいい。この感覚は、「エコープラクシア」や「オーラリメイカー」などの優れたファースト・コンタクト物の本格SFで味わえる感覚と似ている。脳ミソの溝に溜まった垢や澱を洗い流される、そんな感じ。
まずはネアンデルタール人などのライバルを駆逐し、私たち=ホモ・サピエンスだけが生き延びた理由について。
虚構、すなわち架空の物事について語るこの能力こそが、サピエンスの言語の特徴として異彩を放っている。
――第2章 虚構が協力を可能にした
虚構、ファンタジイときたもんだ。なんじゃそりゃ、と思うだろうが、後に貨幣=お金を語るあたりで、否応なしに納得させられる。
次に驚くのが、狩猟採集から農耕&定住生活への移行。これは最近よく言われているように、個々のヒトにとっては、あまり愉快なモンじゃなかった。食べ物のバリエーションは減るし伝染病は増えるし農業には手間がかかるし。
農業革命は、史上最大の詐欺だったのだ。(略)
私たちが小麦を栽培化したのではなく、小麦が私たちを家畜化したのだ。
――第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇
なお、本作では狩猟採集生活じゃ常に移動してるように書いてるけど、実は集団ごとに巣とナワバリがあったんじゃないか、と私は思ってる。群れをつくる野生生物だって、たいていはそうだし。
とまれ、巣は家となり、様々な道具が家に溜まってゆく。最初は「ちょっと便利」なだけの道具も、次第に生活必需品にり、モノが家に溢れ移動生活が難しくなってゆく。これ引っ越しするとよく分かるんだよね。なんでこんなに荷物があるんだ、と驚くから。
歴史の数少ない鉄則の一つに、贅沢品は必需品となり、新たな義務を生じさせる、というものがある。
――第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇
昭和の頃はインターネットなんかなかったけど、今はスマートフォンが当たり前だしねえ。なお、農耕生活を促した原因は酒だって説もあるんだけど、あなたどう思います?
まあいい。そんな農作物の人類に対する支配力は相当なもので。
近代後期まで、人類の九割以上は農耕民で、毎朝起きると額に汗して畑を耕していた。
――第6章 神話による社会の拡大
歴史の教科書じゃ王様や軍人ばっかり出てくるけど、そんなのはごく一部で、大半は農民だったんです。平安時代も戦国時代も歴史や物語の登場人物は貴族や武士だけど、人口の大半は農民なんだよなあ。
とまれ、村が集まって国ができたりすると、官僚や軍人などの専門家も生まれてくる。こういう専門家の考え方ってのは、それぞれが独特で…
整理係や会計士は普通の人間とは違う思考法を採る。彼らは書類整理用のキャビネットのように考えるのだ。
――第7章 書記体系の発明
そしてプログラマはコンピュータのように考える…人もいる。たまにいるんだよね、「コンパイラの気持ちになって考えよう」とか言っちゃう人が。いや言いたくなる気持ちは分かるんだけどさ。でもさすがに最近のCPUの気持ちになるのは無理だわ。パイプラインとか分岐予測とか難しすぎて。
とかの冗談はおいて。虚構はサピエンスを地上の王者にしたけど、弊害もあった。その一つが、差別だ。
想像上のヒエラルキーはみな虚構を起源とすることを否定し、自然で必然のものであると主張するのが、歴史の鉄則だ。
――第8章 想像上のヒエラルキーと差別たいていの人は、自分の社会的ヒエラルキーは自然で公平だが、他の社会的ヒエラルキーは誤った基準や滑稽な基準に基づいていると主張する。
――第8章 想像上のヒエラルキーと差別
あるねえ。というか、某匿名掲示板とかを見ると、サピエンスは常に差別をつくり出そうとする性質があるんじゃないか、とまで思えてくる。この点は著者も悲観的で…
差別ときっぱり訣別できた大型社会を学者は一つとして知らない。
――第8章 想像上のヒエラルキーと差別不正な差別は時が流れるうちに、改善されるどころか悪化することが多い。
――第8章 想像上のヒエラルキーと差別
いわゆる「上級国民」なんて言葉が流行る最近の日本の風潮を見ると、納得したくなるから困る。
そんな虚構だけど、もちろん役に立つものも多い。その一つが貨幣、お金だ。
これまで考案されたもののうちで、貨幣は最も普遍的で、最も効率的な相互信頼の制度なのだ。
――第10章 最強の征服者 貨幣人々は互いに理解不能の言語を話し、異なる規則に従い、別個の神を崇拝し続けたが、誰もが金と銀、金貨と銀貨を信頼した。
――第10章 最強の征服者 貨幣
今だって合衆国とイランは睨み合ってるけど、どっちもドルは大好きだしね。なお欧米の経済制裁でイラン通貨のリアルが暴落するたびに、イランの政治家と金持ちは金(ゴールド)とドルを買い漁るとか。金こそが世界で最も信仰されているモノなのだ。
悪く言われてるのはカネばかりじゃない、スターウォーズでも帝国が悪役だったように、帝国って言葉には悪い印象が付きまとう。が、しかし。
帝国は人類の多様性が激減した大きな要因だった。
――第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン帝国は過去2500年間、世界で最も一般的な政治組織だった。この2500年間、人類のほとんどは帝国で暮らしてきた。帝国は非常に安定した統治形態でもある。大半の帝国は叛乱を驚くほど簡単に鎮圧してきた。
――第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン帝国はたいがい、支配している諸民族から多くを吸収した混成文明を生み出した。
――第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン
同時に帝国は多くの文化の交流を促し、グローバル化も推し進めたのだ。中国は秦帝国が母体だし、現代ヨーロッパもローマ帝国の遺体から芽を出したようなもんだ。お陰で学問の世界じゃ今でもラテン語がブイブイいわしてる。「大英帝国は大食らい」では、大英帝国が諸国の文化に与えた影響が味わえます。その(オスマン)帝国が潰れた後の混乱の真っ只中にいるのが中東。
虚構でもう一つ重要な地位を占めている宗教なんだが、これ前から思ってた事を見事に明文化してくれたのが嬉しい。
じつのところ一神教は、(略)一神教や二元論、多神教、アニミズムの遺産が、単一の神聖な傘下で入り乱れている万華鏡のようなものだ。
――第12章 宗教という超人的秩序
例えばキリスト教だと、悪魔がウジャウジャいれば天使も沢山いる。守護聖人とかって、学問の天神様や商売の恵比寿さん、芸事の弁天様と何が違うのよ? アイルランドの聖パトリックとか、モロに土地神様じゃん。結局、サピエンスって、アニミズムから逃れられないんでない?
などの宗教に代わって台頭したと言われる科学なんだが、逆になぜソレまで科学や産業が表に出なかったのかというと、それは人々の世界観や考え方が昔はまったく違ってたから、と著者は説く。
西暦1500年ごろまでは、世界中の人類は、医学や軍事、経済の分野で新たな力を獲得する能力が自分らにあるとは思えなかったのだ。
――第14章 無知の発見と近代科学の成立
パイの大きさは決まっていて、多くのパイが欲しければ他の者から奪うしかない、そういう考え方ね。あとエデンの園や北欧神話のラグナロクみたく、「昔はよかった、これから先は悪くなる一方」みたいな歴史観。これ今でもそういう世界観の人が多いよね。実際は交通事故も減って治安も良くなってるのに。
では、何がソレを変えたかというと、「己の無知を認めたから」ってのが著者の主張。
科学革命の発端は、人類は自らにとって最も重要な疑問の数々を知らないという、重大な発見だった。
――第14章 無知の発見と近代科学の成立
自分は知ってると思い込んでたら、改めてソレについて調べようとは思わない。ダニング=クルーガー効果(→Wikipedia)の「馬鹿の山」(→Twitter)でふんぞり返ってたわけ。
もっとも、そういう考え方に落ちいていたのも、ちゃんと理由があって。
歴史の大半を通じて、経済の規模はほぼ同じままだった。たしかに世界全体の生産量は増えたものの、大部分が人口の増加と新たな土地の開拓によるもので、一人当たりの生産量はほとんど変化しなかった。
――第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
実際、人々の暮らしはたいして良くなっちゃいなかったから。「21世紀の資本」でも、歴史を通じて世界の経済成長は年2%ぐらい、とあった。しかも、本書によれば、ソレは規模がデカくなっただけで、効率は変わっちゃいない、と。
たとえそうであっても、規模をデカくするのはいいんだよ、それで食える人は増えるんだから、と説いたのが経済学の祖アダム・スミス。事業を起こして稼ぎ、稼いだ金で更に事業を拡げろ、そうすりゃ仕事が増えて失業者が減りみんなハッピー、それが資本主義。
資本主義の第一の原則は、経済成長は至高の善である、あるいは、少なくとも至高の善に代わるものであるということだ。
――第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
明治維新以降の大日本帝国も、太平洋戦争後の日本国も、そういう思想で成り上がりました、はい。戦争やオイルショックやバブル崩壊で行き詰ったけど。とまれ、そんな風に成り上がった国は日本ぐらいだったのにも理由があって。
資本は、個人とその財産を守れない専制的な国家からは流出し、法の支配と私有財産を擁護する国家に流れ込む。
――第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
腐った国で事業を起こしても、腐った政治家に喰われるだけ。だから事業主は逃げ出す。本書はオランダがスペインから独立した80年戦争(→Wikipedia)を例に挙げてる。この辺は「国家はなぜ衰退するのか」が詳しいです。今だって香港に資本を投入して事業を起こすのは、ちと度胸がいるよね。中国共産党にコネがあるならともかく。
とまれ、まっとうな資本主義でも、やっぱり格差は広がるのだ。
自由市場資本主義は、利益が公正な方法で得られることも、公正な方法で分配されることも保証できない。
――第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
公害とかもあるけど、食べ物の歴史を見ると、利益目的で無茶やらかした例にはこと欠かないんだよな。奴隷貿易(「砂糖の歴史」)とか土地の買い占め(「バナナの世界史」)とか。
とまれ、科学と資本主義の結びつきは、産業革命で大きな果実をもたらす。それはサピエンスが新しいエネルギー、石炭や石油を調達できたからだ。
歴史を通して人々のやったことのほぼすべてが、植物が捉えた後、筋肉の力に変換された太陽エネルギーを燃料としていた。
――第17章 産業の推進力
それまでの単に規模が大きくなるだけの経済成長から、機械化によって効率をハネあげる経済成長が生まれてくる。これによって「人のぬくもりが消えた」なんて言う人もいるけど、血が流れることも減ったのだ。
暴力の現象は主に、国家の台頭のおかげだ。
――第18章 国家と市場経済がもたらした世界平和
現代じゃ見知らぬ人同士が駅などで平気でスレ違うけど、これはサピエンス史上じゃ画期的な状態なのだ。群れで狩猟採集してた頃は、ヨソ者=ヤバい奴だったんだから(「文明と戦争」「昨日までの世界」)。
確かに二つの世界大戦とかもあったけど…
1945年以降、国連の承認を受けた独立国家が征服されて地図上から消えたことは一度もない。
――第18章 国家と市場経済がもたらした世界平和
せいぜいイラクのクウェート侵攻ぐらいだしね。二次大戦前だったら、イギリスやフランスは喜び勇んでシリアに攻め込んでただろう。例えロシアと事を構える羽目になっても。
戦争ばっかりみたいな印象があるけど、実際はやたら平和なのだ、今の世界は。
などと歴史を振り返ったそれまでの章とはガラリと変わり、未来を見つめるのが最後の章。ここはまるきしSFだから楽しい。つまり、バイオテクノロジーなどにより、今後はサピエンスそのものが変わる時代が来るぞ、と説く。その何が問題か、というと。
私たちが真剣に受け止めなければいけないのは、テクノロジーや組織の変化だけでなく、人間の意識とアイデンティティの根本的な変化も含まれるという考えだ。
――第20章 超ホモ・サピエンスの時代へ
ニュータイプだのコーディネイターだのが生まれるとして、彼らは何を望むんだろう? 昔の人は私たちと全く違う考え方をしていたように、新人類も私たちと全く違う考え方をするはずなのだ。そんな彼らと、私たちは巧く付き合えるんだろうか。ガンダム・シリーズじゃ不幸な結末ばかりが描かれるけど。
…と、結局はSFな話になっちゃったけど、こういう「認識の変革」を伴う本ってのは、どうしてもSF的な視野になっちゃうんだよね。そんなワケで、グレッグ・イーガンの「しあわせの理由」はいいぞ←結論はそれかい
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