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2013年12月18日 (水)

半数以上のブログはアクセス数3以下?

ココログのサービス「ココログ広場」には、沢山の楽しい機能がある。
その一つは、アクセス数での自分の順位がわかる点だ。
そこでアクセス数1~50のブログの順位データを手に入れたので、大幅な憶測を加え分析してみた。

【大幅な憶測交じりの結論】

G1

アクセス数 ブログ数 割合
0 約30000 23.3%
1 約20000 15.5%
2 13251 10.3%
3 8175 6.3%
4 6417 5.0%
5~9 14915 11.6%
10~20 11013 8.5%
21~50 11988 9.3%
51以上 13211 10.2%
表1:アクセス数とブログ数

 左の表1と右のグラフ1が示すように、アクセス数3以下のブログが、全体の半分以上(55.4%)を占める。

 ただし、これは大幅な憶測交じりの推測だ。

 次に、使ったデータと、憶測の詳細を示そう。

表2:元データ
アクセス数 順位
1 80535
2 67284
3 59109
4 52692
5 47528
6 43705
7 42568
8 40360
9 37777
10 36213
15 28152
20 25200
25 22582
30 19163
40 15516
50 13212

【使ったデータ】

 根拠は、ココログ広場のランキングだ。
アクセス数1~50で、それぞれの順位のデータを手に入れた。
右の表2が、それだ。

 この表から、アクセス数ごとのブログの数を計算する。
例えば、アクセス数2のブログは67284位で、アクセス数1のブログは80535位だ。
なら、アクセス数2のブログの数は、80535-67284=13251個だろう。

 同様に、それぞれのアクセス数のブログ数を計算して、上の表1を作り、
表1を基にグラフ1を書いた。

【憶測の詳細】

G2

 上の表1で、赤い文字の部分が、憶測だ。
アクセス数0のブログ数とアクセス数1のブログ数を、推測で決めている。

 グラフ1で最も大きな面積を占める部分を、憶測で書いている。「なんてデタラメな!」と思われるだろうが、一応の根拠はある。

 右のグラフ2は、アクセス数とブログ数の関係を示す。赤い棒が、憶測で設定した部分だ。いかにもソレっぽく見えるだろう。

 アクセス数が増えるほど、該当するブログは減る傾向がある。両者の関係は、大雑把に言って、反比例に近い。アクセス数が倍になると、対応するブログの数は半分になる、そんな関係だ。

 この傾向を配慮して、アクセス数1とアクセス数0のブログ数を推定し、上の円グラフを作った。

【なんか胡散臭いなあ】

 と思う人も多いだろうし、正直言って私も「この書き方じゃ怪しさ大ヒットだよなあ」と思っている。
以下に、よくある(と思われる)質問(というか突っ込み)と、返答をあげておく。

そもそも、データは信用できるの?あなたがデッチあげた数字じゃない?
事実だと主張はしますが、第三者が確認できる形での提示はできません。
もしあなたがアクセス数とランキングの情報を得られるブログ・サービスをお使いなら、
履歴をメモしてご確認下さい。
アクセス数と順位で散布図を描くと、両者の関係が分かりやすいでしょう。
アクセス数が0のブログも色々あるだろ。三日坊主のブログ主に捨てられた野良ブログとか。
そういうブログを計算から外すと、結論はだいぶ違うんじゃね?
その通りです。
「更新は止めたけどアカウントは削除してない」ブログも、勘定に入っています。
例えば、「最近1ヶ月で更新があったブログの数」などが分かれば便利なんですが。
もし調べる手段をご存知でしたら、教えて下さい。
アクセス数1のブログって、本人だけがアクセスしてるブログだろ。
備忘録代わりにやってるとか、そういう「人から見られる事を意識してないブログ」は、集計から外すべきじゃね?
一理あると思います。
ただ、残念ながら、今の所、そういうブログを区別する手段がわかりません。
もしかしてココログ広場の順位って、URL が http://*.cocolog-nifty.com/ のブログだけじゃね?
独自ドメインのブログは、集計に入ってないかも。
とすっと、気合入っててアクセスが多いブログが、集計から漏れてる事になるんだが。
この辺がどうなってるのかは、私にもわかりません。
ご存知の方は教えて頂ければ助かります。
ココログ広場って、登録した人だけが使えるんだよね。
つまり、「ココログは使ってるけどココログ広場は登録してない」人は、集計されないんじゃないの?
これも私にはわかりません。
アクセス数0やアクセス数1のブログの数を、多く見積もりすぎじゃないの?
そうかも知れません。
今の所、測る方法が思い浮かばないんです。
データ数が16個って、少なすぎるだろ。
はい。少ないと思います。

【終わりに】

 アクセス数が100を超えるブログの分布は、別記事『「半分以上のブログはアクセス数30以下,50以上は2割,100以上は1割」を検証』をご覧ください。なんかソッチの記事と結論がだいぶ違っちゃってますが、その原因の一つは「ココログのブログの総数」の推定にあります。

【2020.09.05追記】

 この記事はココログのブログの総数を約13万と仮定した。が、お知らせココログココログポータルページがリニューアルによると、「100万ブログ以上あるココログ」とある。ココログの正式なサポートページなので、信頼できる数字だろう。つまりココログのブログの総数は100万を超えている。

 とすると、この記事の数字、特に「割合」は、大きく変えなければならない。例えばアクセス数2の場合、上の記事では10.3%だが、総数を100万に改めた計算だと、約1.3%となる。全体の中の位置だと、アクセス数2で上位8%に入る勘定だ。

 結論として、「半数以上のブログはアクセス数3以下」どころか、「9割以上のブログはアクセス数2未満」という事になる。

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