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2013年11月28日 (木)

ブログの表示を速くしたくてTweetボタンを外した

 ご覧のとおり、このブログは無愛想なデザインなんだけど、その言い訳を。

 なんで無愛想かというと、別に無愛想を目指しているわけではなく、読みやすいブログを追求したら、無愛想になってしまったのだ、という話。

 このブログは書評が中心で、どうしても文字が中心になる。じゃ文字中心のサイトは、どんなのが読みやすいか。デザインは素人だけど、素人なりに考えて、こんな項目を挙げた。

  • ある程度、文字は大きい方がいい。小さい文字が沢山あると、目にキツい。
  • 濃い地に淡い色の文字より、淡い色の地に濃い色の文字の方が、目に優しい。
  • ブログのタイトル・サブタイトル部分(「ちくわぶ」「SF/歴史/科学/軍事の書評と、たまにiTunes/iPod」)は、あまし場所を取らない方がいい。ブログを表示したら、すぐに記事が目に入るデザインにしたい。
  • lynx などのテキスト・ブラウザだと、左のサイドバーが邪魔だ;本文を読む前に何回かスクロールしなきゃいけない。だから、サイドバーは右だけにしよう。

 など見た目の問題もあるけど、読みやすさいは、もう一つ重要な要素がある。「なるべく読者を待たせないこと」だ。クリックしたら、スグに表示して欲しい。ダラダラと待つのは、誰だって嫌いだ。最近はワンクリック詐欺とかコンピュータ・ウイルスとかもあるし、あまし表示に時間がかかると、「このサイト、なんかヤバいモン仕込んでるんじゃないか」と不安になる。

 では、表示を速くするにはどうすればいいか。実は今の所、HTML3 とかの古い規格で作ったサイトが、最も表示が速い。徹底して速さを追及するなら、HTML+CSS+JavaScript をベースにしたブログより、シンプルな Web サイトこそ理想だったりする。ただ、作る側の都合でブログは便利なので、ブログの中で速さを追求することにした。

 構成も、読みやすさを求めて、色々と試してみた。例えば先頭頁(http://chikuwablog.cocolog-nifty.com/)。今は「最近の5記事を全文表示する」設定だ。一時期は、試しに「先頭頁は日付と記事タイトルだけを30記事分表示する」設定にした。ところが、これが大失敗。

 遅い。とにかく、表示に時間がかかる。奇妙に思ってページのソースを開いてみたら…

 日付と記事タイトルしかない頁なのに、やたらソースが長い。ソースの大半は、Tweet ボタンの JavaScript が占めていた。プログラムの長さと処理時間は、単純に比例するわけじゃないけど、JavaScript はブラウザが読んでから解釈するわけで、長いプログラムは当然ながら解釈にも時間がかかる。マシンのメモリ容量や回線によっては、頁全体を伝送する時間もバカになるまい。

 この辺、裏を取るには、キチンとプロファイラとかを使って処理時間を測るのが適切な方法なんだけど、この時は面倒なんで「Tweet ボタンが悪い」と決め付けた。ちなみに、今だに処理時間は測ってないです、はい。

 とかもあって、ブログから余計なアクセサリを外す方向でデザインし直した。Tweet ボタンは重いから外そう。各記事は独立してて日付はあまり意味ないからカレンダーは要らないよね。どうせコメントは滅多に貰えないから「最近のコメント」はなくそう。トラックバックも…

 などといじり回したら、無愛想なデザインになってしまった。そんなわけで、別に Tweet されるのが嫌なわけでも、コミュニケーションを拒否してるわけでもないです。なるたけ表示を速くしたい、だから余計なモノを削った、その結果として無愛想になってしまった、そういう事です、はい。

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