« マイケル・グリフィン「誰がタリバンを育てたか」大月書店 | トップページ | ガチ☆ボーイ »

2007年7月 8日 (日)

榊涼介「ガンパレード・マーチ 山口防衛戦2」電撃文庫

 予め謝っときます。私はゲーム版のガンパレは22人モードも含め散々やりつくしたけど、ガンオケは小説を読んだだけでプレイしてません。その辺で何か頓珍漢な事を書くかも知れませんが、ご容赦ください。

 まだまだ続くぞガンパレードマーチ。今回も完結せず、お楽しみはこれからって雰囲気。この調子で頼みます榊さん。

 素直に前回の続きから始まる。九州撤退後、夏の自然休戦期のはずが突如幻獣が大挙して山口へ侵攻を始た。5121小隊の面々は徐々に前線に集い、再び前線に立つ。ここまでが前回のお話。
 今回はそれを受け、人類側の苦戦状況から始まる。相変わらず大戦力を押しだす幻獣に対し、ふいを打たれた自衛軍は組織的な抵抗もできずに前線は混乱状態となる。壊滅状態で敗走する自衛軍の中で、5121小隊は遊軍として戦いながら戦場の勘をとりもどしつつあった。小隊を離れた善行は、各地の精鋭を引き抜き壊走した隊を吸収し、善行戦闘団を組織しはじめ、空席となった小隊の指揮を舞に任せる。正式の隊長の役割に戸惑う舞は、期待通りアクの強い5121隊員たちと対立しつつ、次第に善行の意図を理解し始め…

 今回は5121小隊を中心としつつも、次第に榊オリジナルの登場人物や設定が増えてくる。この辺は善行の意図とも関係あるのだが、今まで脇役だった自衛軍の描写も多くなっている。ガンパレードマーチのタイトルを冠してはいるが、5121を中心にしつつも幻獣との戦い全般を書きたくなっているのかも。私は楽しみにしているけど、5121の面々に思い入れのある人には少し物足りないかもしれない。

 前回はいかにもプロローグといった感じで戦闘場面はアクセント程度だったが、今回からはご期待通り戦闘シーンが増えてくる。といっても戦況が戦況だけに敗走シーンが多いんだけど…まあ、そこは読んでのお楽しみ。今回も例の掌編はなしだけど、代わりといっちゃなんだが5121小隊最凶の奴らがひょっこり出てくる。単なる顔見せではなさそうなので、次巻以降も期待できそう。

|

« マイケル・グリフィン「誰がタリバンを育てたか」大月書店 | トップページ | ガチ☆ボーイ »

書評:ライトノベル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/201750/15685777

この記事へのトラックバック一覧です: 榊涼介「ガンパレード・マーチ 山口防衛戦2」電撃文庫:

« マイケル・グリフィン「誰がタリバンを育てたか」大月書店 | トップページ | ガチ☆ボーイ »