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2007年2月28日 (水)

有川浩「図書館危機」メディアワークス

 今回の主人公は玄田。そうとしか思えない。かっこよすぎるぞ、おっさん。

 玄田に限らず、おっさんおばはんが短い登場場面で美味しい所を持っていく。タイトル・ロールの稲嶺はもちろんだが、敵役の彦江も渋く決めて巧く稲嶺を引き立てている。毬江の母親に至っては、いかにもありがちな主婦のつぶやき一言で決めてしまう。そりゃねーでしょ奥さん。どーゆー事すか奥さん。おばさん恐るべし。せっかく主人公の郁が女装して(をい)サービスしてるのに、いいのかちょい役のくせして。「王子様、卒業」はそっちも掛けてる、ってのは考えすぎか。
 他にもかっこいいおっさんじいさん達がいるんだが、ネタバレなので控えざるを得ない。ああ悔しい。

 相変わらず手塚はいじめられる。「昇任試験、来たる」じゃがけっぷちに立たされ、次の「ねじれたコトバ」じゃヘタレのピエロやらされる。玄田とゲストの火花散る男ぶりと比べると哀れでしょうがない。男はつらいよ。引き続き「里帰り、勃発--茨城県展警備--」でも開始そうそうミジメな姿を晒す。そんなに手塚が嫌いか作者。少しは報いてやってくれ作者。でも手塚の女装はちょっと見たかったかも。いやそっちの趣味はないが。

 脇にそれた。タイトルどおり郁が苦手の故郷に帰り、決戦を前に更に様々な悪条件が重なっていく。頼みの綱の柴崎はいない。恐れていた通り、いやそれ以上に問題が膨れ上がる。

 クライマックスは図書館戦争同様の戦闘、それも特殊部隊総出演の全力戦。待ちに待った笠原郁の初陣。新兵のお約束といっちゃなんだが、まあその辺もきっちり書いてくれます。そして、ここから。玄田をはじめおっさん達の渋く熱いドラマが。すまん。ここじゃ書けない。

 とりあえず今は禁断症状。

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